どんなことをするの?
まずは、私が息子の特性についての研修を受けていきました。
そしてこれまでの発達経歴や、生活スキル、行動特性を個別に細かく評価してもらいます(事前にPEP-3の検査を受けて結果に基づいての評価)。
それをもとに、先生と私で一緒に目標を考えて取り組んでいきます。
⇧ここまでの短文ですが、メチャクチャたくさんの驚きや発見があり、私の中での『勝手な思い込み』というのか、凝り固まった固定概念があったようで『なんでそうなるの??』というところにに気付いてジワジワと解ってきたんです✨
問題解決のヒントや、幾つもの違う角度からの提案をくれ、私はこう感じるんやけど先生はどう思う?等の息子を目の前にして現場でのやり取りをたくさんしてくれました😊
先生方は海外での研修もたくさん積んできていて、最先端な情報がいつもそこにはあり、ありとあらゆる方法を準備してくれていていろんな事を教えてくれました。
絵カード?視覚上位とは??視覚支援とは?どうやってするの?
例えば、トイレ🚻
支援方法をざっくり説明すると
■年間目標
トイレを適切に使う スリッパに履き替える⇒フタ(便座)を上げる⇒オシッコ(ウンチ)をする…等の一連の流れを知る
■短期目標
後告する(チビッてからでも👌) 濡れている感覚を理解する
■支援方法
トイレ写真・絵カード 使い方や必要性に応じてサイズ別に作る等
といった具合に、長期(年間)・短期・支援方法の適切な目標を先生と一緒に考えます。
例えば、短期目標の“後告する”なのですが、漏れていても平気で遊んでいました。
濡れていることよりも遊びたい気持ちが勝っていたのだと思います。
そこを気長に、気長にですよ⁉😂“おしっこ出たなぁ~着替えよか~”という声掛けと、実物(パンツとズボン)を見せて着替えます。
あと遊びだす前には『先にトイレに行こう!』という言葉かけをします。
これだけでは、遊びたい気持ちが高ぶっていて、耳からの情報が全く入らず伝わりません。
ここで視覚支援のトイレ写真や絵カードの出番です👍
『トイレに行こう!』という声掛けと一緒に写真や絵カードを息子に見せます。
すると、やはり視覚的に情報を指示する事で、言葉だけの指示よりも伝わりやすいようです。
- 最初はやはり絵カードに見向きもしてくれませんでしたが
- 回数を重ねる度にカードの存在に気付きチラ見をするようになり
- 気づいてはいるけど無視している状況が少し続きました。
- それでもめげずにトイレに誘ったり
- 時には『えーかげんにせーよ…』にもなります👹
- そして観念するかのように“あ。はいはい!トイレね、わかってるよ~しつこいな~”
といった感じにだんだんと浸透し受け入れてくれました。
ここまでざっと2年です🤣
これね~トイレを適切に使う以前に、慣れないトイレ(公衆🚻や他所の家)では場所の様子が予測できずに怖くて入れなかったり、オシッコが出来てもお腹が痛くて何度もトイレに行けど、ウンチが怖くて?出せなくて大泣きしたり😭などなど。いろいろありました!!
数々の困難を息子が体を張って私や先生に教えてくれ、一緒になってひとつずつ解消してきました😊
問題がある所には、必ず原因がある。その原因をまずは探る事✨自分の中の当たり前を疑う事です。
その後どうなったか?
このトイレ問題は知的症でインプットに時間がかかったのと、場所になかなか心を許せないという自閉ちゃん特有のアウトプットの苦手分野が重なっているので、定型発達と呼ばれる子どもちゃんと比べると時間はかかりますね😅
そしてそこに+プラス息子の性格が関わってきます(笑)
繊細で敏感なんです😎ゆえに失敗?というか少しのズレが許せないんです😅
私にしたら『そんなこと?』が息子にとっては『全く納得出来ない☠☠☠』なぐらい許せないらしいです。
トイレと言ったら家か療育園のトイレしか受け入れていない状態でその他のトイレは認めてないから、チビルか我慢するしかないんです😅
理想と現実のズレがあればあるほど自分で自分を許せずに苦しんでいました。
しかし現在の息子は、もう何処のトイレ🚻でも大丈夫になりました~😊
いろんなことが許せてきたんでしょうね😉
ってサラ~って書いていますが、再度。『チビッてしまったーゴメンゴメン!』の軽やかな感じではなくて、『人生で一番最悪😖』ぐらいの落込み様。ここに2年程かかっています🥴(笑)
あーしんどかった(笑)私がもっと軽ーく捉えた言動をしたら良かったんやなー。一緒に落ち込んでしまってたな!ちと反省!息子よごめん!!🤣
今はイロイロと上手くいかなくても自分で納得出来るまで深掘りしたり、一人で出来ない時は誰かに手伝ってもらおうとしたり、時間が無いような場合も折り合いをつけて諦める事が出来るようになってきました。
やっぱりこれは、繰り返しの経験と成功の体験で『継続は力なり』です🤩🌈
あれやこれやとアプローチは変更してきましたが『失敗しても大丈夫よ~!もう一回やってみよ!』と成功するまで一緒に続けてきました。
その間に息子自身が培ってきた心身のコントロールが徐々に形になってきたのだと思います😁✨
もちろん、程度は人それぞれなので、もっとかかる人もいれば、直ぐにクリアしていける人もいると思います。
自閉症って出来る事と出来ない事の凸凹具合が激しいのですが、私自身が息子の凸凹具合がよくわかるようになりました(笑)
息子には姉と妹がいるのですが、姉の方がもっと手がかかった事や、妹の方がもっともっとひねくれていて(超あまのじゃくです(笑))現在進行形で大変な事もあって、人と人が『言葉』でのコミュニケーションだけが全てではないという事に納得させられます。
ただ、息子が『言葉のコミュニケーションが苦手』だったり『突発的に動いてしまう』と理解した上で私が接しているので、私が息子の“観察”をする確率が高くなりました(それはそれで私の勝手な思い込みがあったりもするかもしれませんが😅)。
息子にだけアンテナがピンピンに張っている状態でした。
思いっきり息子ひいきで、姉妹には納得できない時期もあったと思います。
そんな中でも息子なりに、妹想いで優しいお兄ちゃんをしてくれたり、厳しいお姉ちゃんにも変わらずに優しい息子で対応し、姉妹はパパが引き受けてくれパパっ子に育ち『ママ○○(息子)みといてや~』と娘から指示がきたりもあります😂👍
おかげでママは息子に専念出来ています✨
小さい時は障がいがあるし、話もせぇへんし、意味わからんしメッチャ大変!!って思い過ごしていましたが、それもやっと終盤になりつつあるなって感じています。いや、大変は大変なんですけどね😂
『 意味わからんしメッチャ大変そうやなぁ…可哀想に… 』って、何の知識もない時に私が障がい者の方を見てそういうフィルターがかかっていた、という事実です。
でも息子のおかげで、言動には一つ一つに意図があり意味なんてない、ということを教わりました。
私と同じで喜怒哀楽もメッチャあるし、良く寝るし良く食べてよく遊ぶ😁それがそれが彼であり、そのまんまでいいんだと思います👍
息子との生活をしていく中で『んっ?!😲😲』と思うようなビックリする事もありますが、まさしく『表裏一体』で、“へ?そこ??”と思う事に目を向けると、後は面白いほどの景色を見せてくれます!
ぜひあなたにも、そんな体感をしてほしいです😊
ではまた書いていきますね~👋